a-Sol 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店

神は細部に宿ると言われます。
一流になるほど、多くの人に注目されるため、良いところ、悪いところが目立ちます。
したがって、一流の企業、一流の人間ほど、細部に気を使わなければなりません。

門脇さんに初めてお会いしたとき、最も印象が深かったのは、一杯のコーヒーです。
春先のまだ寒い時に、初めて事務所にお伺いした時、きれいな器にはいった暖かいコーヒーをいただきました。その時のコーヒーのおいしさと、会話を、３年たった今も、忘れずに覚えています。
名刺交換をした時、門脇さんの名刺が２つ折で、興味深かったので、中の文章を読んでいました。

しばらくたって、門脇さんから、「名刺交換をした時に、中の文章をよく読む人と、折りたたんだまま全く読まない人がいる」、というお話をお聞きして、「牧野さんは、中身を読んでいましたね」と言われました。
そんな細かいところまで見ているのか、と驚いた記憶があります。

一見こわもてで、アクの強い人柄ですが、門脇さんほど細部に徹底的にこだわる人には、いないと思います。その細部へのこだわりが、裸一貫で始めたa-Solが５０人もの従業員を抱える企業にまでに成長した最大の理由ではないかと思います。

a-Solの社是は感謝。すべてのものに感謝しているが故に、何一つとしておろそかにすることができない。
だから、気配りも、もてなしも、細部に徹底的にこだわっているのだと思います。
今の世の中は、便利になりすぎていて、いろんな人の力に支えられて生活できているということを忘れがちです。しかし、便利になりすぎているからこそ、細部にこだわり、人と人がつながっていることを大切にする気持ちがより重要になっています。

ディズニーランドにリピーターが多いのは、アトラクションの魅力ではなく、ディズニーランドに一歩足を踏み入れることにより、一流のホスピタリティを受け、夢の世界を味わうことができるからであるといわれています。
それは、ゴミや接客を含め、細部まで徹底的にこだわっているからこそ実現されるものであると思います。

私は、a-Solを訪れるたびに、ビジネス以外のものを常に学んでいます。
細部を決しておろそかにせず、こだわり続けている会社だからこそ、毎回、訪れるたびに、日常生活では得られない学びを得られるのだと思っています。

一見、大胆に、その一方で、細部にこだわって、ご縁があった人すべてに感謝して、大切にするa-Solを、私は憧れの企業として、応援します。