こんにちは!
生産、物流現場カイゼン研究会中国支店の矢崎早人(やざき はやと)です!
2013年4月の定期カイゼン通信をお届けいたします。どうぞ宜しくお願い致します。
(矢崎の詳細プロフィールは以下でご覧下さい。
http://china.a-solsh.com/staff_details04.html )
日本では4月から新年度がスタートですね。
アベノミクスの影響で日中関係にもシフトチェンジが起こりつつあるような気がします。ぜひ、良い方向へ進んでほしいと思います。
さて、当研究会にはカイゼンに関するお問い合わせが日々寄せられてきますが、様々なお客様と接していく中で、「カイゼンは生産性への投資」だということを改めて感じさせられます。
カイゼンという言葉を聞いて連想するのは、できるだけお金をかけずに成果を出すような活動であり、5Sなど社内で地道に着実に進めていくものと認識されているかもしれません。
確かにトヨタ生産方式においても、カイゼンにはステップがあって、まずはお金のかからないカイゼンから始めて、設備投資は最後にするべきだとの考え方があります。
これは正しい考え方ですよね。
しかしながら、ではカイゼンには金をかけるべきではないというと、そうとも言えない状況だと思います。
カイゼンは生産性への投資であり、大きな成果(リターン)を得るためには、それなりのお金を投じることが必要だと思うのです。
つまり、カイゼンに期待される成果がイノベーションに近い意味合いになってきているように感じるのです。
中国で生産体制を構築している工場や倉庫の経営においては、今後の生き残りをかけた意識改革や生産性の向上が急務になっています。
当然、投資にはそれに見合うだけのリターンが期待されるわけですが、カイゼンが生み出す主なリターンとはコストダウンによる利益の増加になりますよね。
私はこれには2つの意味があると考えています。1つは生産性の向上による文字通りのコストダウンです。そして、もう1つは品質向上等によってこれ以上のコストアップをしないという意味での成果です。
不良対策は避けて通れないカイゼンの第一歩ですから、本来はかけなくてもよいコストの削減も対象としてよいのではないかと思います。
それでは、投資先としてのカイゼンにはどのようなものがあるでしょうか?
私は以下の3つに区分できると思います。
【投資対象】
1.人材育成
2.システム導入(IT化と小さな設備)
3.自動化(大きな設備)
投資金額は下に行くほど高くなりますね。
次に投資に対するリターンとして期待されるものは何かを下記のように整理してみました。
【投資に対するリターン】
1.自らカイゼンできる人材の確保、その人材による継続的なカイゼン成果を享受
できること。
2.人為的なミスの発生防止、品質の向上、作業効率の向上、顧客の信頼性向上
3.省人化(人件費削減)、2と同様の内容
さらに、投資にはリスクがつきものですから、どんなリスクがあるかを考えてみました。
もちろん前提として失敗するかもしれないリスクがありますが、下記は導入後に起こりうるリスクです。
【投資に対するリスク】
1.育成した人材が流出してしまう(投資の受益者と負担者が異なっている)。
2.システムが意図した方法で使われないか全く使われないかもしれない。
3.変化に対応する機動力と弾力性が減少する。例えば、設備生産能力の設計によ
り、サイクルタイムが硬直化してしまう。
カイゼンに対する投資のリスクヘッジは、いきなり2.システム導入や3.自動化をすると金額が大きくなる上に、失敗するリスクが高まります。
当研究会は上記の1~3の全てに対応ができますが、まずは1.人材育成から始めるのがおススメです。
なぜかというと、現場の意識が変わらないとカイゼンが成功しないからです。
現場の意識を変えるのに一番効果的なのは「見える化」ですね。
今、現場で何が起こっているのかを見える化します。
どんな問題が起こっているかを共有化します。
その問題を解決して、その成果を見える化します。
さらに次の問題が見えてくるので、第二次カイゼンを実施していきます。
上記を繰り返していきます。
変な話ですが、当研究会のような外部の組織にカイゼンの支援を依頼するのも一つの見える化になっていると言えます。会社の決意が現場に伝わっていきますから。
もし、現在、皆さんがカイゼンへの投資をお考えでしたら、ぜひ当研究会にご相談ください。
毎月限定5社で、現場カイゼン無料診断を実施中です。
これは、カイゼンのプロが現場を訪問し、現在の問題点の診断とカイゼン方法をレポートにまとめて提出します。どこに投資をするべきかの診断だけでなく、具体的な進め方についてもご提案いたします。
現場カイゼン無料診断は、最近、多くのお客様にご好評をいただいておりますので、この
機会にぜひご検討ください!!
http://china.a-solsh.com/kaizen01.php (こちらに無料診断された会社の感想があります。ご参考にしてください!!)
お申し込みの際は、下記に必要事項を記入して、このメールにご返信ください。
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投資をご検討中のカイゼン項目(該当する方に○を付けて下さい):
( )1.人材育成
( )2.システム導入(IT化と小さな設備)
( )3.自動化(大きな設備)
貴社名: ________________
貴社住所: ________________
ご担当者名: ________________
メールアドレス: ________________
電話番号: ________________
カイゼンしたい点: ________________________
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皆さんからのご連絡をお待ちしております。
では、またメールします!
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
矢崎早人
==== このニュースレターの目的 ========
このニュースレターは、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思
い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会のHPはこちら!!
http://www.a-solsh.com
ご連絡は中国からは400-670-4649 フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは+86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00~18:00までです。
担当:池田 日本語、中国語両方OKです!!
e-mail:
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