こんにちは!
生産、物流現場カイゼン研究会中国支店の矢崎早人(やざき はやと)です!
2013年7月の定期カイゼン通信をお届けいたします。どうぞ宜しくお願い致します。
(矢崎の詳細プロフィールは以下でご覧下さい。
http://china.a-solsh.com/staff_details04.html )
今年4月に我が家に女の子が生まれまして、もうすぐ3カ月になります。
そもそも赤ちゃんは泣くことでしか自分の意思を伝えられないので、これは正常なコミュニケーションではあると思うのですが、彼女の要求はいつも急を要しているため、親にとっては大きなプレッシャーになりますよね。
特におなかが空いた時に激しく泣かれると、人情的には早くミルクをあげたいのですが、自分が寝起きで意識がボーっとしているとガラスの哺乳瓶を床に落として割ってしまったりして、、、なかなか育児も思い通りにはいきません。
現場カイゼンという仕事柄、娘にできるだけ早くミルクを飲ませるためにどうすればいいか?というカイゼンをつい考えてしまいます。
一つひとつの動作を分解していくと、いろいろなムダが見つかります。中でも移動のムダは大きいですね。ささいなことで家中あちこち行ったり来たりしてしまいます。
生産、物流現場でもそういったムダな移動ってたくさんあると思います。
特に構内物流にはたくさんのムダが潜んでいると言えますよね!?
例えば、皆さんの現場では倉庫でのピッキング作業に平均どれくらいの時間をかけていますか?
いろいろな大きさや重さのモノがあると思いますし、フォークリフトで取りに行くか人が取りに行くかの違いもあるので一概には言えませんが、一回のピッキングが平均30秒程度でできるようでしたら、けっこう優秀だと思います。
もし、数分間かかっているようでしたら、その動作の中にはかなりのムダが見つけられるはずです。
探すムダや付帯作業のムダなど、排除できそうなムダがたくさんあると思います。
よく見かけるのは、加工や組み立てラインはタクト管理されてできるだけムダがないように整備されているのに、物流はまったく手つかずの作業者まかせで、やりたい放題という工場です。
倉庫作業も標準作業を決めて、誰がやっても同じ品質と時間でできるようにカイゼンの考え方を注入していく必要がありますね。
ピッキングの作業標準に限らず、検品作業や梱包作業など、それぞれの作業手順と標準時間(サイクルタイム)を定めると、入出荷量に合わせて人の手配が明確になりますので、より計画的な管理ができるようになります。
というのも、そもそも物流管理は「付加価値がなく、原価を高めるだけの仕事である」という認識に立つことが重要だと思います。
しかし、物流をゼロにすることはできません。
だとすると、「いかに少なく」「いかに小さく」「いかに短く」するかを追求する事がカイゼンの基盤になりますね。
逆の言い方をすれば、原材料、仕掛り品、完成品が多く、ロットも大きい、また納入周期も長ければ在庫は増えます。
そうなれば、倉庫が必要となり、移し変えなどのムダな労務費がかかり、在庫管理に余分な工数がかかるなど、さらに原価を高める事になります。
貸借対照表で在庫は流動資産に入る項目ですので、倉庫は言ってみれば金庫と同じようなものです。
そう考えると、物流や生産管理の担当者は非常に重要な役割を担っていると言えますよね?
この認識が甘いと膨大な在庫を抱えていても問題とは思わず、大切な機能が麻痺してしまいます。
ではどのようにカイゼンを進めて行けばいいでしょうか?
組立工程などの製造現場はライン全体の改善をした結果として成果が出てきますが、物流のカイゼンは「まず目標ありき」で進めるのがコツです。
具体的に、
「完成品、仕掛り品、外注部品在庫10%削減、○○○○万元低減!」
「人員○○人削減!」
というようにエイヤで目標値を決めてしまいます。
そして、それを達成するために「いかに少なく」「いかに小さく」「いかに短く」するには、どこを、何を、どうするか、を徹底的に考え、リストアップをして、予想効果を出し取組むことが重要です。
この目標値を達成するためには、作業の内容や進捗、管理の仕組みの見える化がとても重要と言えます。
当研究会ではさまざまな成功例がありますので、もし、皆さんの現場の物流カイゼンの参考にされたいということでしたら、当研究会では、毎月限定3社で、現場カイゼン無料診断を実施中です。
これは、カイゼニストが皆さんの現場を訪問し、現在の問題点の診断とカ
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皆さんからのご連絡お待ちしております!
では、またメールします!
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
矢崎早人
==== このニュースレターの目的 ========
このニュースレターは、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思
い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
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