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こんにちは。
カイゼン研究会(a-Sol上海)です。
中国コラムはこちら
https://kaizenlab-china.blog.jp/
中国プチ情報では
ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします！
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。）
12月25日に
BYDの工場建設現場に対して
ブラジルの労働省から監査が入り
従業員の労働環境が劣悪であるとして
建設停止の命令が出たことがニュースになっています。
もともと
2023年7月からブラジルカマサリ市で
総額900億円を投資し3つの工場を建設中でした。
3つの工場はいかに通りです。
(１)電動バス向けのシャシー生産
(２)EV及びPHVの車体生産
(３)リチウム電池の生産
その建設中に
ブラジル労働省から監査が入り
中国人労働者163名の労働環境が搾取に当たるとして
建設停止を命じられたとのことです。
BBCなど西欧側の報道は
労働者の環境がいかにひどかったに焦点が当たり
・違法になる7日連続勤務
・パスポートの没収管理
・ベッドやトイレの衛生環境の悪さ
などが取り上げられています。
しかし、
中国側の報道は
その中国人労働者側の目線での報道がされており
・ブラジルの建設現場の環境は良く、1日3食出るのは中国では考えられない。
・建設労働者はプロジェクトごとに様々な国に行くので、休まず速く終わらせて、次のプロジェクトに映りたいのにストップして足止めをされている。などなど
背景として
海外での工場建設で中国企業は、
中国人労働者を投入しているため
現地の労働者を雇えという圧力がどこの国でもあり
今回もそのような見方として報道されています。
似たような事例としても
TSMCがアメリカでの工場の建設で
現地労働者を使わなかったことで
政府から罰金を受けるということがありました。
片方は労働者の人権の問題に焦点が当たっている一方、
中国では自国の労働者を使うことによる
現地国からのプレッシャーという扱い方です。
この切り取り方の違いは面白いですが
当事者であるBYDは
すでに該当の建設会社との契約を打ち切り
労働者の権利は必ず守るという方向で
声明を出しています。
本日のプチ情報はここまでです。
ありがとうございました。
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