おはようございます。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店の鳥枝将光です。
プロフィールはこちら →
https://a.k3r.jp/a_sol/1861E7029H9
「Weekly 現場カイゼンブログ」の第9号をお届けいたします。
これは、「トヨタ 仕事の基本大全」という中経出版社が発行している本の中から、生産現場、物流の現場でお仕事されている方々にお役に立てる情報を、毎週1回当研究会の研究員から配信するものです。
「トヨタ 仕事の基本大全」という本の詳細はこちらです。
https://a.k3r.jp/a_sol/1861E7029B55
さて、今週はCHAPTER_2 LECTURE13の
"整理・整頓は仕事そのもの"です。
私たちが現場指導の際に初めての現場で最初に取り掛かる作業として、2Sから取り掛かるケースが少なくありません。
なぜかと言うと、雑然とした現場では何が問題なのか見えてこないことが多いためです。
「トヨタ 仕事の基本大全」でもこのように書かれています。(一部抜粋)
----------------------------
ムダを宝に変えるための技術が、トヨタの「5S」です。
特に「整理」と「整頓」をしっかりやるだけでも、作業のムダが無くなり、効率がアップします。
「現場を指導するとき、まずメスを入れるのは『整理』と『整頓』からだ」と大部分のトレーナーが口をそろえるくらいです。
----------------------------
私自身、現場を見させて頂く際は可能な限り隅々まで見させていただきます。
特に倉庫を見るときは壁の隅々まで見ていきます。
棚と壁の隙間、倉庫の隅っこの方を見ていくと、埃かぶった数年前に入庫されたらしい謎の部品や、埃かぶった設備や機械などを見つけます。
その度に
「これは必要なものですか?」
と聞いて回ります。
とはいえ、全てが不要との返事をもらえる方が実は少ないのです。
頑なに、これは必要なんです!!と言われるケースもよくあります。
そのため、次の質問は
「いつ、どれくらいの頻度で使用しますか?」
と聞いてみます。
マンションと同じで倉庫も場所によって、価値は変わります。
人の住むマンションであれば最上階に近づけば近づくほど、高くなります。
しかし、倉庫であれば真逆となり、出入り口から近く、低い場所にあるほど、取り出しやすい場所ほど価値が高くなります。
倉庫の一等地はどこか?
倉庫の一等地に何を置くべきか?(使用頻度と置き場所を合致させる)
いつまでたっても使う予定が無く、置いていても必要のないものは無くす必要がないか?
という質問を繰り返しながら、2Sを進めていきます。
また、もう一つ忘れてはいけないモノは、他部署のモノだけども「これって不要なのでは?」と思っているものが無いか?
も確認します。
「自分の部署のモノではないから動かしていいかわからない…」
「お客様の資産扱いになっている金型だけども、使ってない…」
というものも存在するケースがあるからです。
頭ごなしに「要らないものは捨てなさい!!」と言っても、なかなか無くならないものは上記のような理由で実は動かせない(と思い込んでいる)場合があります。
現場のメンバーほど、実はよく内情を理解しているのでひとつひとつ確認しながら進めていってくださいね。
"整理・整頓は仕事そのもの"であり、様々なムダを無くすために必要な手段です。
これが2S最大の目的とも言い換えられますね。
まもなく旧正月を迎えます。
工場の中のムダなものもすっかり無くしてしまい、心機一転新たな年を迎える準備をしていきましょう。
現場カイゼンブログも旧正月休みをいただきますので、次回は2月6日に配信いたします。
みなさま、良い旧正月をお過ごし下さい。
※当研究会は1月26日〜2月5日まで旧正月休みを予定しております。
2月6日より通常営業となります。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 鳥枝 将光
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
**********************************************************
当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
相談無料です。
https://a.k3r.jp/a_sol/1861E6497C
*********************************************************
ご連絡は中国からは400-604-1765フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは+86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00〜18:00までです。
担当:池田 日本語、中国語両方OKです!!
e-mail:
yazaki@a-solgp.com
生産、物流現場カイゼンNews Letterはこちら!!
https://a.k3r.jp/a_sol/1861E6497C0
現場カイゼン塾沪江网校のURLはこちら!!
https://a.k3r.jp/a_sol/1861E6497B59
*********************************************************
この定期カイゼン通信の配信停止をご希望の方は下記より手続きを受け付けております。
メール配信解除は
こちら