From 鳥枝
3月15日 AM8:17 出張先の広州より
ぼくの最初の仕事は、新聞配達でした。
当時14才。
朝早くから、たくさんの新聞をポストに入れるだけ。
もちろん免許も持っていないぼくは自転車です。
とても単調な仕事です。
早朝なので人に合うことすらほとんどありません。
だけど、ほくは、その配達が楽しかったのです。
たまに眠い日もありましたが、、
3つの理由
なぜ、新聞配達という仕事を楽しめたのか?
それには、3つの理由があります。
1つは、僕は当時 帰宅部でした。
なので、朝早くに起きて、
重い新聞の束を担いだり、
自転車で長い距離を走ることは、
土日でも怠けて遅くまで寝ないように生活のリズムを整えて、運動不足を防ぐことに役立つと考えていたからです。
つまり、自分にとってその
仕事に意味を持たせたからだと思うのです。
新しいつながり
さらに、もう一つの理由は、
新聞配達をしている友人同士との新しいつながり
ができたこともありました。
宮崎の田舎の出身だったため、中学校でも、
同じ学年の同級生は66名しかいませんでした。
最初新聞配達をしている友人は2,3名しか知らなかったのですが、実は同級生の15%ほどが新聞配達の仕事をしていたのです。
このメンバーは他の同級生とくらべて、うんと早く起きて新聞配達をしていたのです。
「あいつ、いつも授業中、寝てるな…」と思っていたAくんが実は毎朝、ぼくの家の新聞配達をしていたり、
「Bくんお金持ちだなぁ…親がたくさんおこづかいくれるのかな…」
と思っていたらBくんは実はものすごく広いエリアの
配達を担当していたり。
新しい仕事を始めたことで、苦労や仕事のやり方を話し合える普段とちがったコミュニティができていました。
みんな朝早起きなので、たまには配達開始時間より
1時間早く集まって、ベンチに座って、なんで仕事を
しているのか?とか進路はどこにする?とか、
将来どうしようか?など
学校ではあまり話しづらいような本音を朝5時から暖かい缶コーヒーを飲み、白い息を吐きながら話をしていました。
仕事を通じて、仕事や人生のことを時に本気で、
時に冗談を交えながら話す機会は当時のぼくにとって、
他では得られない体験でした。
学校以外の場所や、遊び以外の目的で友人と会うことはほとんどなかったので、
本音の話がたくさんできたのかなと、今は思っています。
記録
最後の理由は、
配達最速記録の更新をある時から、毎回狙っていたからでした。
以前は、単調な仕事でつまらないな。とも感じていたのですが、転機が訪れます。
この頃、仮面ライダークウガという番組が朝6時半から放送されていたのですが、たまたま新聞配達から帰ってテレビをつけると面白くてハマってしまったのです。
(子供っぽい内容ではなくシリアスなドラマ仕立てでした)
実のところ、このテレビ番組にハマってしまい、
絶対に6時半までに家に帰るんだ!
という、小さな目標ができました。
新聞を確実に(そして、汚さずに)お届けすることに加えて、
どれだけ早く配達を終わらせられるか?
どれだけ効率よく回ることができるか?
ということを意識して、毎回スタートから終了までの時間を計測していたのです。
必要なこと
記録更新に必要なことは、2つ。
それは、考えることとコンディションを万全にすること。
効率的にまわることはもちろん、
スピードを上げたからといって、
事故ってしまっては意味がないので、
より交通安全に配慮しなければいけません。
考えることとは、効率的なまわり方や、
周囲への目配り、天気予測とかっぱの準備が必要かどうか
そして、自分の体力と相談して、
ペース配分を考えるなど、
常に、自問自答しながらの配達になるのです。
そして、もうひとつは、
当然、記録を更新するために、
最高のコンディションにするために、
自分の体調管理もきちんとしなければいけないわけです。
そんな風にやっていると、
新聞配達という毎回同じで、
単調な仕事も、
とても楽しく感じられたのです。
エレベーターのないアパートの階段を駆け上げる時も自分のトレーニングと記録更新への挑戦という意味付けを持たすことで、やりがいのある取り組みに変わったのです。
その後、
ぼくは、たくさんの仕事をしてきました。
中には、とても苦労した仕事もしてきましたが、どんな仕事も、楽しく取り組むことができました。
そのルーツは、新聞配達の時の経験があったのかなと思うのです。
それは、
目的意識を持つこと。
どんな仕事にも、意味を持たせられるかどうか?
それは自分次第だと思うのです。
意味があると思えば、意味があるしこんな仕事は意味ないと思えば、意味がないし、、
ただ、どうせやるなら、
全ての出来事に意味を、
それで、できれば、プラスの意味を持たせると、
人生は厳しくても、、
楽しいものになるんじゃないでしょうか。
今やってる仕事がつまらない、、、
なんて考えている人も、
ちょっと視点を変えて、
"いいとこ探し"をしてみると、
楽しくてやりがいのある仕事になるのかもしれませんね。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 鳥枝 将光
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