おはようございます。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店の鳥枝です。
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1月も後半に入ってこの挨拶をするのも気が引けるのですが、改めまして…
新年あけましておめでとうございます!
私からの2019年1発目の内容をあなたにシェアさせてもらいます。
今回は大きな視点での不良対策(原因発見)についての内容です。
少し前に面白い話を耳にしました。
とある家電メーカーで最近聞きなれない不良が市場クレームとして届くようになったそうです。
(日本向けに輸出している製品です)
あまり詳しくは書けないのですが、いろいろな観点から調査した結果わかってきたのは除菌消臭スプレーを一部家電のニオイ対策として直接吹きかけているユーザーがいるらしいこと、がわかってきたそうです。
思い返せば、2007年頃にヘアスプレーや一部化粧品の揮発性シリコーンが石油ファンヒーターを2年くらいでダメにする(故障させる)ケースが明らかになり家電業界が化粧品業界に直談判しにいった。
なんて話がありましたが、それに近いパターンのように感じますね。
にしても、製造過程や製品内部の部品構成なんかを考えると、繊維素材向けの除菌消臭スプレーをなんで家電にかけるの?!
と思ってしまいますが…
エンドユーザーの行動はなかなか予期できませんね。。。
とはいえ、よくよく考えてみれば私が子どもの頃の20年前には除菌消臭スプレーなんて見たこともありませんでした。
今となっては、ほとんどの家庭で使用されているのではないでしょうか?
何を隠そう私も上海の自宅に少なくとも3本はあると思います。
(たまの日本帰国時に大ロットで購入してしまうため)
エンドユーザーの環境や当たり前も時代に合わせて刻々と変化していきます。
何か違和感を感じる市場クレームや故障報告を受けた時には内部やサプライヤの4M管理だけではなくエンドユーザーの行動や生活の変化も疑ってみると何かヒントに繋がるかもしれません。
あなたの現場がもっと良くなることを応援しています。
PS.
以前、トヨタ自動車OBからも似たような話を聞いたことがあります。
初めてトヨタが天津で車を製造し始めたころ、日本では故障なんて聞いたこともない部品の故障相談が相次いで驚いたことがあると話していました。
ハンドルまわりにある部品(機能)なのですがなんなのか想像つきますか?
答えは…
クラクション です。
日本では一度も使った覚えのないクラクションですが、中国で車の運転を始めた頃から私もガンガン使うようになりました。(特に電動バイクが怖い…)
今となっては上海市内(外環道より内側)では基本的にクラクション禁止なので使う機会は減りましたが、日本より確かに使用頻度が高いですよね。
そのクラクション事件を経て、設計変更が加わったそうです。
トヨタ自動車OBも
「当時は本当に驚いたよ!毎日車作ってる俺だって、クラクションが壊れるなんて聞いたこともなかったんだから!」
と笑いながら話していました。
現在の視点で考えてみると、クラクションが使えない都市部ではパッシングで意思表示するケースが増えていますので前照灯周りも気をつけた方がよいかもしれませんね。
(仮に都市部で前照灯周りの故障が多発するパターンがあったとしたら、設計時の部品MTBFを厳しめに見直すなどなど…まぁ、原因によって対策は変わりますケド)
PPS.
ちなみに最近の電子警察のカメラはクラクションを鳴らす違反も自動で検知できるようなので気をつけてくださいね。
(実体験です。1点くらい引かれてました…)
違反検知と特定のメカニズムがすごく気になります。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 鳥枝 将光
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