一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会の門脇です。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B22149C6
「部下とのコミュニケーションが上手くいかない本当の理由・・・・・」を今回はお題目にして皆さんと情報を共有させてもらえればと思い、今週の「Weekly 現場カイゼンブログ」を作りました。
実は・・・・・・弊社でも、私が部下とのコミュニケーションが上手くいかないことが最近多々ありました。
まぁ偉そうに人様にこうして情報発信をさせて頂いている立場でとても恥ずかしいのですが、恥を忍んでちょっとした「気づき」あったので、おつたえしますね。
弊社の財務の責任者(課長)が先月から10月まで産休に入りました。
おめでたい話しなので、喜んで産休申請にサインをしたのですが、
「あなたのいない間の仕事は誰が代わりに実行するんだい??」
と私が聞いたところ、
「彼女だよ」と指を刺したのは、普段私とはあまりコミュニケーションをとらない、産休する課長さんの部下。
もちろん日本語はしゃべれず、私もこまったな。。。。。とおもっておりました。
産休に入った課長さんはとても優秀なStaffで、私と7年も一緒に仕事をしている関係です。
日々のコミュニケーションはまったく問題なく、私の指示した仕事には予測値を上回るぐらいの勢いで完遂してくるタイプの人でした。
それだけに、この5ヶ月間
「参ったな・・・・・・大丈夫かな・・・・彼女で・・・・」
と言うのが私の気持ちでした。
そこでとある問題が起こりました。
私「この件だけど、実施しているのかい??」
彼女「この件ですが、あーでもねーこーでもねーべらべらべらべらべらべらべら・・・・・・・・・・」
私「で、実施しましたか?」
彼女「月末でしたので、あーでもねーこーでもねーべらべらべらべらべらべらべら・・・・・・・・・・
あksかskdさだspld」」
ここまでで約10分・・・・・・
産休に入った課長からは、「彼女はまだまだ経験値が不足しているから、長い目で見てやってほしい、だから怒らないでほしい・・・」と依頼されていました。
ですので、普段よりは少しだけやさしく接してあげていたのですが、だんだんいらいらしてきました。
(私はちなみに一般より短気のせっかちで、小学生のころから落ち着きが無いといわれているタイプです・・・・・)
私「だーかーらー!!!実施してしたの?してないの?どっち?
YesかNOで答えて!!!」
彼女「NO。ですが、あーでもねーこでもねーべらべらべらべらべら・・・」
と同じ理由を永遠に続け始めたのです。
このまま同じ話しを1時間も聞いていられないので、
私「実施していないのであれば、そく実施してください。
実施後報告してください」
彼女「わかりました。。。。。。。」
この時点ですでに20分以上が経過し、わたしのイライラはMAXになってしまいました。
産休の彼女であれば、こんな話たったの1分も掛からず終わるのに・・・・・・・
なんで、こうなんだろうな・・・・と結構真剣に悩みました。
そこで、次の日に彼女を別室に呼んで話しをしてみました。
私「私とあなたとの間では、コミュニケーションが取れていないが、あなたはどう思う?」
彼女「そんなことはないです。私は今のところミスもしていないですし、社長ともこうして話しをしている。コミュニケーションが取れていないとはまったく思えないですが・・・・・」
私「うーむ・・・・・・そもそも、コミュニケーションってなんだかわかります??」
彼女「そんなことは、言われなくてもわかっている!!!!」
(あんた馬鹿にしてんのか???笑)
私「ほらね! すでに私とあなたの間ではコミュニケーションが出来ていないのよね。
コミュニケーションとは、人間と人間の間で、《意志の疎通》が行われたり、《心や気持ちの通い合い》が行われたり、《互いに理解し合う》ことが起きて、はじめてコミュニケーションが成立するんだよね。」
私「私はあなたが昨日言っていたことに対して理解もできないし、心も通じ合えない。
だから、今の時点では、コミュニケーションが成立していないってことなのよ!!」
彼女「。。。。。。」
私「あなたは自分の主張をしているだけですよね?
私はなぜ昨日のような質問をしたのか?私の立場に立って考えましたか???」
彼女「。。。。。。ミスを怒られたくなかったのです・・・
課長から引き継いだばかりで、ミスをしたくない。
社長から直接連絡もらって、間違いを指摘されて怒られるのではないかとおもってしまいました・・・・・」
私「あ〜ようやく!!初めてここであなたとコミュニケーションがとれましたね〜〜〜!!!」
彼女「へ?????」
私「あなたが、昨日長々と同じ説明をず〜〜〜と繰り返していたことがようやくわかったよ。」
彼女「わたしも社長がなぜ、そのような質問をしてきたのか?
などとまったく考えていませんでした。とにかく、ミスを指摘されたくない気持ちだけで・・・・・・少し、《心や気持ちの通い合い》の意味がわかりました。
これが本当のコミュニケーションなんですね。」
私「苦笑・・・・・」
とまぁ少し省略はしましたが、こんな感じで話しをしてみました。
どこの会社でも「あるある」な話ではないですかね??
そこで、私は「とある資料」を彼女に渡して、こう説明しました。
私「あなたは、これが出来ていないのです。この資料をよく読んでください。
とても簡単に書いています。理解ができたら、あらためて説明するので、時間を作ってください。」
彼女「この言葉は始めて聞きました(資料のお題目)。
ちょっと勉強させてください!!!」
と少しだけ目を輝かせ、会議室を後にしました。
その後彼女がどうなったかは。。。。。。。。
また今度説明しますね!!!
今週は以上になります。
実際に私が体験した先日体験したお話しをさせていただきました。
参考になった!! 面白かった!!!
と思った方はぜひ同僚、御客さん、知り合いに転送してください!!!
PS:この「とある資料」にご興味ある方、部下とのコミュニケーションで困っている方、いましたらお知らせください。
3部だけあまっているのでお裾分けしますね。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
門脇 圭
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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