おはようございます。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店の鳥枝です。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B31850H9
さて、今週の現場カイゼンブログのテーマは
秋の夜長…
または、国慶節の帰省、旅行のタイミングで是非読んで欲しい本の紹介です。
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忙しい方のために先に結論を述べると
部課長職以上になると、専門分野外の知識の広さも重要になります。
そんな時に優先的に学ぶべき分野のひとつに財務がありますよね。(きっと総経理は頷いてくれるはず！)
今回は製造、物流業の方が親しみやすい書籍を紹介します。
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私の自宅の本棚にジャンルとしてちょっと浮いた存在の書籍があります。
その最たる例が、この簿記についての書籍。
これらの本を買ったときの私は24歳。
当時の会社の社長に
「上海に駐在するなら簿記の知識ぐらいは持っておかなければならん！」
と、命を受け2〜3ヶ月ほど勉強して簿記3級を受けました。
しかし、結果は惨敗。。。
当時の社内でも「え？３級って高校生とかも取れるんじゃないの？」
という雰囲気を出されそれ以降、財務分野は私にとって軽いトラウマでした。
とはいえ、お客さんの現場をカイゼンする上で
-在庫、人員の様子を見た上でざっくりの運転資金を予測してみたり
-カイゼンしていく過程で、在庫処理が進みキャッシュフローが良くなったり
といった、財務絡みの周辺知識は外すことができません。
（実はトヨタのJITが誕生した理由のひとつも、当時のトヨタ自身がキャッシュフローのカイゼンを迫られたことが大きく起因しています。リードタイムカイゼン→キャッシュフローカイゼンですね。）
指導先の総経理も、財務への効果が目に見えてくると
「現場の様子が変化しているのはもちろん感じていましたが、財務上の数値にも出てくると、改めてカイゼンの効果を実感できますね」
「毎年、春節明けの2月は赤字覚悟だったのですが、今期は初めて黒字で切り抜けました」
「カイゼンで少ない人員で回るようになったので、労務費が下がり、売り上げが落ちても利益は上がってます」
といったように、話してくださります。
最近は私も過去のトラウマを乗り越えて財務関係の本も読んでいます。
私のように簿記や財務にトラウマのある方やなんだか食わず嫌いだった方にもオススメできるのがこの書籍です。
基本的な財務の知識をストーリ仕立てで説明してくれるのですが…
なんと物語（フィクション）の主人公は、下町工場株式会社という製造業の会社を引き継いだばかりの数字の読めない２代目社長。
この２代目社長が先代より大きい会社にしようとはりきってしまうのですが…
「会社を大きくするために、まずは売上をあげよう！」
「販売のチャンスを逃さないため、在庫を多めに持とう！」
「さらに多くの製品をつくるため新しい機械を買い、製品の製造ラインを増やそう！」
と、みごとに悪手ばかりを打ってしまい、財務状況が悪化し、先代が築いた現預金残高までもどんどん目減りさせてしまいます。
「さて、この状況から、どうやって財務の知識を駆使してカイゼンしていくか？」
を解説した書籍です。
ちなみに複式簿記も読めない方向けに作成しているので、ガッツリ財務専門の方にはよく知られた手法しか書いてありません。
なので、あくまでこれまで財務系の知識を敬遠してきた方向けの書籍です。
Amazonでご購入の方は下記URLをご参考ください。
財務諸表は三角でわかる 数字の読めない社長の定番質問に答えた財務の基本と実践
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B31850E06
この書籍はKindle版（電子書籍）でも読めるようです。
今回はちょっと普段とは毛色の違った書籍の紹介です。
とはいえ、特に部長職以上の方は部門問わず読んでいただきたい書籍ですね。
あなたの現場がもっと良くなることを応援しています。
PS.
ちなみに私の知っている、とある総経理は
「日本では部長職でしたが、中国赴任と同時に総経理になることが決まっていたので中国語の勉強と並行して自主的に簿記３級も勉強して取得しました」
と、当時を思い返しながら話されていました。
その方の会社はその後、在庫過多で苦しむのですが…
当研究会と一緒にカイゼンするようになってから、成し遂げた5,041万元のカイゼン効果金額はいまだに越えられていない最高記録です。
PPS．
なかなか相談できないような悩みも下記のURLから受付ていますのでいつでもご相談くださいね。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B31850E04
PPPS．
この本を読んでいて、第３章、４章あたりで頭が混乱してきた方は一旦この章をすっ飛ばして５章を読むとわかりやすいです。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 鳥枝 将光
＝＝＝＝ この定期カイゼン通信の目的 ＝＝＝＝＝＝＝＝
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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