おはようございます!
カイゼン研究会の池田です。
突然ですが小話を少し…笑
私は小さな頃からいわゆる町道場と言われる道場で柔道を初め、そこから細くながーく柔道をやっておりました。
上海に来てからも道場を探しては顔を出し、ちょぼちょぼ続ける日々を送っていたのですが、中々自分の知り合いの範囲で柔道をやっている人が少なく、誰か一緒にできる人はいないものかと思っておりました。
そんな中、最近二人ほど過去に柔道をしていたという年の近い人を見つけたので、また稽古を再開しました。
その道場、日本人皆無のローカルな場所なのですが、彼らが日本人の僕に対して「日本人の柔道はやはり正統な柔道だ」と言うのです。
確かに良く彼らの練習を見ていると技の教え方や動作など、私が習ってきて日本と違うなと感じることが多くあります。
手探りでやっている部分もあるので一概には否定することもできませんし、日本の柔道だけが正解とも言えません。
雑な話、勝った方が強いと言われればそれまでです。
ただ、柔道の生まれた国で柔道を習ってこれたのは恵まれていたのは確かだとつくづく感じます。
柔道や剣道、相撲なども心技体だとよく言われます。
日本人は武道などを通して身体的な部分以外に精神的な部分も鍛えようとし、それが道となって表現されています。
それが今ではスポーツにまで波及し、野球でもグラウンドに礼をすると聞いたことがあります。
この話はすると長くなるのでそろそろやめますが…笑
私のことをそう言ってくれる中国人の人達に、少しでも日本の柔道というものを教えられればと思う今日この頃です。
やはり本筋を分かっている、抑えているということは大事なことなんだとつくづく感じた瞬間でした。
さて、前置きが長くなってしまいましたが…笑
本日も
「トヨタ仕事の基本大全」
からの内容をお届けします!
これは「トヨタ仕事の基本大全」という中経出版社が発行している、トヨタの仕事にまつわるエッセンスがたくさん詰まった一冊になっています。
本の詳細はこちらから(日本語版)
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B82297B55
中文版はこちらから(京東のページへ飛びます)
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B82297C75
今回は
Chapter1 Lecture09
『改善、問題解決に終わりはない』
をテーマに少し話していきたいと思います。
さて、いきなりですがあなたの工場ではカイゼン活動は盛んに行われていますか?
ちゃんと地場の力、風土としてカイゼン活動が自然と回るような、そんな習慣、文化のある工場になっていますか?
私達はお陰様で様々な工場の方からお問い合わせを頂くことができるため、普通の方よりは工場を見る機会がとても多い環境にあります。
私が工場をお伺いさせて頂く時、いくつか決まった質問をさせて頂くのですが、その中の1つが
貴社ではカイゼン活動を行っていますか?
という質問です。
この質問、統計は取っていませんが私の感覚ではカイゼン活動を行っています、と答える工場は7,8割くらいです。
つまりほとんどの方が
自社で行っています!
と答えられます。
では自社でカイゼン活動を行っているならカイゼン研究会は特にお手伝いすることはなさそうですね笑
となりそうですが…
実際の所あまりそうならないことが多いです。
と言うのも、よくよく聞いていくとそのカイゼン活動の中身が問題だったりするのです。
良く聞くのがプロジェクト型です。
それもかなりスポット性の高そうな形態です。
何かカイゼン活動をしよう!
となった時、目下火を噴いてるような事にフォーカスを当て、テーマを決めます。
そして、そのテーマについて皆でわーっと火消しが如く何やかんやわちゃわちゃやり、ある程度目処が立つか熱が冷めると徐々に
活動してるの?
という状態になってしまう、というものです。
これは本当に良く見かけるパターンに思われます。
思うに…
プロジェクト型は確かにカイゼン活動としては推進力はあるとは思います。
しかし持続性の部分がないがしろのままにスタートするケースが多くあるように感じます。
持続性にアプローチする大事な仕掛けが欠けているということですね。
仕掛ける方法は色々とあるとは思いますが、その一つに
プレッシャー
があります。
内部でプレッシャーをかける方法を取る、そのための工数を確保するのも一つの手ですが、この部分を外部に任せてしまう、というのも一つの手です。
この使い方を希望されるという意味で、自社でカイゼン活動をしています、と答える工場の方からもお問い合わせを頂くことが多くあります。
カイゼン活動の継続は本当に工場の永遠のテーマ、と言えますね。
そしてもう一つ私が思う理由、それはやはり風土、地場の力の問題です。
プロジェクト型の場合はプロジェクトとしてカイゼン活動に当たることになりますが…
そもそも自分達で問題を発見する力があり、解決する力があればスポット性の高いプロジェクト型ではなく、勝手に自分達で行える姿になっていくのではないでしょうか?
そこで本日のテーマである改善、問題解決に終わりはないという言葉
これを朝会など、ちょっとした皆で集まるひと時の時間で良いので、スタッフの方へ今一度伝えて頂ければと思います。
以下トヨタ仕事大全からの抜粋です。
------------------------------------------------------------------
「改善は永遠なり」とトヨタではいわれます。
「改善に終わり」はなく、いつまでも改善すべき点は生まれるというわけです。
中略
トヨタでは、ひとつの改善や問題解決が成功しても、それですべてが解決したとは考えません。
新たな改善や問題解決のスタートと考えるのです。
つまり、トヨタの改善、問題解決とは、新たな高みに向かって成果のレベルを上げ続けることなのです。
------------------------------------------------------------------
プロジェクト型のように一つのテーマをクリアしてカイゼン活動は終わらない
カイゼン活動に終わりはない
とても大変なことですが、この終わりのない課題を刺激に変えていければ、きっと問題解決が楽しくなるかもしれません!
そのためのお手伝いを当研究会では行っておりますので、どうにもこうにもいかなくなったら是非一度弊社の門を叩いてみてください。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!
P.S.
じゃあまずは何をしたらいいの?
という方は是非以下弊社コンテンツを見てみてください。
↓↓↓
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B82297E39
お役に立てることがきっとあるかもしれません。
↓↓↓
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B82297E39
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 池田 竜貴
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
**********************************************************
当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
相談無料です。
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C
*********************************************************
ご連絡は中国からは400-604-1765フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは+86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00〜18:00までです。
担当:門脇 日本語、中国語両方OKです!!
生産、物流現場カイゼンNews Letterはこちら!!
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C0
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F0912B69
現場カイゼン塾沪江网校のURLはこちら!!
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131B59
**********************************************************
この定期カイゼン通信の配信停止をご希望の方は下記より手続きを受け付けております。メール配信解除は
こちら