おはようございます!
カイゼン研究会の池田です。
上海はようやくうだるような暑さが多少和らいできており、
夜なんかはたまに少し肌寒さを感じることがあります。
中国では国慶節や春節など、節目を超えると季節の
変わり目を感じることが多いですが、今年はその変わり目を
感じるのがちょっと早い気がします。
過ごしやすいのでこちらとしては嬉しいのですが、寒くなり
乾燥するとまたコロナがぶり返す可能性があります。
これをお読みの方もアンテナが高い方が多いので大丈夫かとは
思いますが、ワクチンができるまでは警戒を緩められない日々が
続きそうです。
引き続き気を付けていきましょう!
さて、本日もちょっと変わった題名でお届けしております、
カイゼン研究会のメルマガですが…笑
本日の内容も、工場などの朝会でちょっとした内容を話す時の
ネタに使って頂ければと思います!
本日も
「トヨタ仕事の基本大全」
からの抜粋内容を元にお届けします!
これは「トヨタ仕事の基本大全」という中経出版社が発行している、
トヨタの仕事にまつわるエッセンスがたくさん詰まった一冊になっています。
本の詳細はこちらから(日本語版)
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B85018B55
中文版はこちらから(京東のページへ飛びます)
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B85018C75
今回は
P.32 Chapter1 Lecture02
「2つ上の目線」で見る
からお届けします!
もう答え言ってしまっているようなものですが、是非最後まで
お付き合い頂ければ幸いです笑
いきなりですが、非常に良い内容だなと感じた本の内容を
以下に抜粋致します。
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トヨタではよく「2つ上(の目線)で見なさい」と言われることがあります。
例えば班長なら1つ上の組長ではなく、2つ上の工長の目で見る。
組長であれば1つ上の工長ではなく、2つ上の課長の目で見るということ。
要するに、常に自分が今いるところよりも高い視点に立ってものを見ることの
重要性を説いているのです。
・・・
「2つ上の目線で見ること」は、仕事の改善を進めるうえでも役に立ちます。
等身大の視点で考えると、現状の延長線上での改善にとどまってしまいます。
あげくの果てには「もう改善することなんてないじゃないか」と感じるようになります。
しかし、今よりも2つ上の視点に立ち、これまでの見方をガラッと変えてみれば、
まったく新しい発想が生まれます。
・・・
「上司の上司」の視点を意識することで、上司がなぜその仕事を依頼したのか、
どのような問題意識があるのかが理解できます。
・・・
社内にかぎらず、お客様と接するときも、自分の立場より上の視点をもてるか
どうかで仕事の成果が大きく変わってきます。
「お客様と同じ目線を持ちなさい」とよく言われます。
これはある意味で正しいのですが、それだけでは十分ではありません。
お客様と同じ目線だけでいていたら、お客様のニーズを完全に満たすことは
できません。
「お客様よりも2つ上の目線」を持ちながら、「お客様と同じ目線」で語り
かけていく。
2つ上の視点と同じ視点。
この両者があって初めて、お客様に満足してもらえる商品、サービスを提供
できるのです。
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私としては非常に良い気付きを与えてくれる、そんな内容だと感じております。
特に最後、営業だから関係ないかと思いきや営業の立場でも見方を
変えればこの考え方を使うことができる、という意味では
製造だから
営業だから
間接部門だから
ということに捉われない、全てに通じる考え方だと思います。
特に工場で良く聞くのがこれです。
「もううちの工場のカイゼンはかなり進んでいて、あまりやることがないんです」
これは仕事をこれ以上増やしたくないから言っているのか、
それとも本心から言っているのか、心が読めるわけではないので
わかりませんが…
ただ一つ言えることは、上司としてこれを部下から言われた時に、
「じゃあもっと上、2つくらい上の視点から見てもそう感じるのかい?
少なくとも君より上の職位の私から見ればまだまだカイゼンすることは
たくさんあるよ。
ということは君はもっと上からの視点で見る必要があるね」
と切り返してみてください笑
あっ、けんかにならない程度でお願いしますね…笑
もしかしたらもっと上の視点で見なさい、とアドバイスをした時、内心では
「給料変わらないのに何で視点を上げる必要があるんだ?」
とぐれる人もいるかもしれません。
ただそこは上司として、将来会社を担ってもらうことを考えた上でもっと
成長してほしい、という想いをしっかり話してあげた方が良いかもしれません。
全員にその想いがちゃんと届くかはわかりませんが、少なくともちゃんと
伝わる人もいると思います。
上司としてはそういう人をさらに手塩に掛けてあげれば、きっとその想いに
答えてくれる日がくるのではないでしょうか。
何事にもやはり動機付け、というのは大切ですね。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!
P.S.
「手塩に掛けたい部下がいる!」
という方!
そうして目をかけたい、ということであればその部下に目をかけている
ことが伝わるような形を作らないといけません。
言葉で言うだけじゃないか、と思われてしまうかもしれません。
そんな時は以下の教育コンテンツをご参考ください。
↓↓↓
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B85018E39
この教育コンテンツは過去5,6年で500名以上の中国人が卒業
していますが、アンケートを取ってみると…
「会社が自分に対して投資をしてくれている! = 期待されている!」
と感じる方が多いことに気が付きます。
やっぱりお金じゃないか!
と思われる方もいるかもしれませんが、やはり見える形で目をかけて
やっていることを表すこともこの国では大切なやり方なのかもしれません。
必要であれば当研究会がお手伝いしますのでいつでもご連絡くださいませ。
↓↓↓
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B85018E39
P.P.S
最近また柔道を始め、もっと上海で柔道をやっている人を
増やしていきたいなーと思っているのですが、中々過去柔道を
やっていた人というのは見つからないもんですねー…
やっぱりニッチなんでしょうかね笑
今度柔道やっている人探すためにメルマガ一本書こうかな…
公私混同ですが笑
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 池田 竜貴
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
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