おはようございます!
カイゼン研究会の池田です。
中国国慶節明けの一発目のメルマガは私からお届け致します。
世界状況としてはコロナということもあり自粛ムードではありますが、中国は自国のコロナは抑え込めた、という自信の元、今年も多くの人が移動した年になったようです。
日本のニュースでは6億人が移動した、という情報もありましたが、ほぼ初めてではないでしょうか、中国人が大型連休に海外に物理的に行けなくなる、というのは…
そのため中国国内旅行にかなり集中したようですが、正直あまりそれはあまり感じませんでした。
何故かって?
それは…いつも人多いですから笑
億単位で人が移動しているので、今更増えたところで体感はあまり変わりません。
私は今回杭州の西湖付近に行きましたが、人の多さが海外に行けないからなのか、というのは感じませんでしたね。
ただやはり観光地、人が密集するようなところではマスクは必ずしていきますし、マスクがないと基本は観光地など密集地には入ることができません。
早くワクチンができて普段の生活が戻ってくることを願うばかりです。
さて、前置きはこれくらいにして…
本日も工場のカイゼンに役立つ内容をお届けして参ります。
工場などの朝会でちょっとした内容を話す時のネタに使って頂ければと思います!
本日も
「トヨタ仕事の基本大全」
からの抜粋内容を元にお届けしますね。
これは「トヨタ仕事の基本大全」という中経出版社が発行している、トヨタの仕事にまつわるエッセンスがたくさん詰まった一冊になっています。
本の詳細はこちらから(日本語版)
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B90672B55
中文版はこちらから(京東のページへ飛びます)
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B90672C75
今回は
P.56 Chapter1 Lecture08
「問題がない」ことが最大の問題
からお届けします。
まぁすでに本日の内容はお分かりだとは思いますが…笑
我々カイゼン研究会はありがたいことに多くの工場の方からお問い合わせを頂き、工場を診断、指導させて頂くことが多いのですが…
今年から始めました元トヨタマンによるちょっと厳しめな視点での診断も好評で、今年4月頃から国慶節前までで20社を超える工場を診断させて頂きました。
(診断が気になる方はこのメールにご返信くださいね笑)
この元トヨタマンによる診断、診断という名前はついていますが、元トヨタマンの視点で工場を見させて頂き、ロジック的におかしいと感じることなどはその場で現場の管理監督者の方へとことん聞いていきます。
もちろんその場でカイゼンできそうなところはアドバイスしていくのですが…
そうすると見えてくるものがあります。
それは質問時の回答の仕方です。
例えば…
我々がある工程を見た時、作業者がどの情報に従って生産をしているのかが分からないとします。
分からないからこちらは現場の管理監督者に質問をします。
「作業者はどの情報に従って生産をしているのですか?何か見えるようになっているのですかね?」
そこで
「ここに掲示してあります」
「この情報を元にしてます」
もしくは
「いいえ、掲示はされていません」
「作業者が自分で把握しています、頭の中です」
など聞いたこと、現状を素直にありのままに答えてくれるのが良い管理監督者です。
掲示していない、できていないことは悪いことではありません。
だってそれが問題だとわかりますから。
あとはそこに対してアプローチをしてカイゼンを始めれば良いのです。
ただ悪い管理監督者の例、と言いますか良く見受けられるのが…
「いえ、これはないのではなく、前までやっていたのですが総経理の指示で
別のことをやり始めまして、それでああしてどうして………」
など…
話が長い!
そしてとにかく言い訳が多い!
そんなん聞いてないわっ!
と思うこともしばしば笑
また
「そもそもこれについては私たちの現場はできている、現場は回っているから何も問題はないです」
「このやり方が私たちにとっては一番良いやり方なんです」
などと言い始める人も…
できていないと言いたくない、という保身に走ってしまうのか…
人それぞれ理由はあると思いますが、とにかく出来ていない理由、言い訳、
しまいには私たちに問題はない、ということをつらつらと話始めます。
本当に問題がないと思っているのか、問題を隠そうとしているのかは定かでは
ありませんが、このような方に会うと
「あーこの現場は何だかやばい気がする」
と感じます。
ここでトヨタ仕事の基本大全からの抜粋です。
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「困らんやつほど、困ったやつはいない」
トヨタの元副社長であり、改善の鬼でもあった大野耐一は、こんな言葉を残しています。
言い方を変えれば、
「問題がないということが最大の問題」
という意味です。
問題を発見して改善を繰り返していくことが、人を育て、会社を強くしていくことである
というメッセージが込められているといってもいいでしょう。
しかし、多くの会社では、「問題があるのに問題視していない」という状態が放置されています。
トレーナーの大鹿辰巳は、
「指導先に行って最初にする仕事は、問題を問題として認識してもらうことだ」
と言います。
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これをお読みの方ならこんなことは百も承知だとは思いますが、良い文章なので
抜粋させて頂きました。
この文章の中にもありますが、
問題を問題として認識し、素直に受け入れること
というのが、管理監督者として非常に重要な仕事になります。
スキルといっても良いかもしれません。
そしてもう一点、重要なことは
問題を問題として見えるように、見えやすく、認識しやすいようにする
ということです。
この二つが合わさって初めて管理監督者としての仕事のベースになります。
いわゆる見える化もこれに関係してきますね。
※ 管理監督者としての仕事と見える化の関係を説明した動画も無料で見れますので、宜しければこちらからどうぞ!
↓↓↓
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B90672E62
かつ、このメルマガでも何度か取り上げている
管理監督者の仕事とは?
(答えはこちらっ!↓↓)
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B90672E61
という部分に繋がってくるわけです。
上記で上げたような仕事の内容が
管理監督者として付加価値を生む仕事をしている
を言えるのではないでしょうか?
言ってしまえば管理監督者が盛大に言い訳をしているうちは、管理監督者
としての仕事をしているとは言えない、ということです笑
あなたの現場の管理監督者の方はちゃんと付加価値を生む、管理監督者としての
仕事をこなしていますか?
もし日々盛大に言い訳をしている管理監督者がいる、という方がいらっしゃいましたら
一度当研究会へ現場診断をお申し込み下さい!
10月分は残り2社、無料で診断できる枠が残っております。
元トヨタマンの目線であなたの工場を診断します!
本日も最後までお読み頂きありがとうございました!
当研究会は全ての工場で奮闘する方を応援しておりますので、
いつでもご相談くださいませ!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 池田 竜貴
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
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