とある日系工場から当研究会へ問い合わせがあった時のことです。
成型機を使ったプラスチック製品がメインで、
設備台数は20台くらい、
基本は2直で生産を行う工場でした。
お問い合わせの内容を聞くと、
『設備の見える化を考えているが、とにかくまずは現場を見て欲しい』
とのこと。
足代は頂きますが現場は無料で診断します、という内容で
合意したので、いざ現場へ。
まずは会議室で日本人の方と中国人の管理監督者数名が同席し、
色々と工場の現状や悩みをヒヤリング。
皆さん言い分は様々で、
・品質が悪い
・トラブルが多い
・人が言うことを聞かない
・とにかく忙しい
・下が育たない
などなど、ちょっとした愚痴大会くらいは意見が出ました。
ただ現場を見ないと何とも言えないため、早速現場を見せてもらうことに。
大体現場を見せて頂く際は、ある程度工程の流れに沿って回せて
頂くことをお願いします。
この日は原材料倉庫から入り、成型機を通って金型の手直しなどを見て、
完成品倉庫という感じでした。
特に工程の部分、成型機などは念入りに確認。
この成型機はどのように見える化できそうかを、現場の方に質問をしながら
見ていきます。
ただ現場を見ている中で、私にはどうしても気になることがありました。
そこで私はこんな質問をしました。
「現場の管理監督者はどうやって仕事をしているのですかね?」
何故私がこんな質問をしたのか。
それは現場を見ていても、
・今何を作っているのか?
・どんな生産状況なのか?
・遅れてる?進んでる?
なんかが全く分からないからです。
当研究会のメルマガでも度々でますが、
管理監督者の仕事をとてもシンプルにするとこうなります。
・ルールを作る
・ルールを守らせる
・ルールを変える
⇒異常/正常の判断
私が現場を見てこの質問をしたのは、
何の情報もないのにどうやって管理監督者は異常/正常を
判断して仕事をしているのか?
ということです。
この質問を投げかけると、
「仰る通り、何も見えない状況なんです…」
とのことでした。
この見えない状況だからこそ、
設備の見える化をしたい!
という想いがあるようでした。
ただここで一つ、気を付けなければいけないことがあります。
それは
見える化した後どうするか?
ということです。
せっかく設備の状態が分かり生産の異常/正常が分かるようになっても、
それを是正することが管理監督者の仕事である、
ということをしっかりと教えないといけません。
つまり、結局は
現場のカイゼン活動へどう繋げるのか?
ということですね。
見える化システムは魔法ではないのです
泥臭く、現場の仕組みも一緒に構築していくこと、
カイゼン活動が重要ということです。
こういった話を現場の方にはさせて頂きましたが、
とても前向きに聞いて下さっていました。
とてもやりがいのある工場になりそうです!
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
【キャンペーンのご案内】
今から紹介するキャンペーン
実は年末にもご案内させて頂いたのですが、
ありがたいことに結構好評だったため、
春節前の紅包よろしく再度このキャンペーンを
実施する運びとなりました!
詳しくは以下をご覧ください!
《キャンペーン内容》
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・設備1〜20台を月額99元で見える化します(月額99元はシステム使用料)
・初年度はメンテナンス費用無料
・運用開始から6ヶ月間、当研究会で設備データを分析してカイゼン
活動へ繋げるためのアドバイスをします
・設備からデータを抽出するためのハードウェアは別となります
(どんなハードウェアが必要になるかは設備を見ないとご提案できません)
・システム費用はスタートアップ費用として別途頂きます
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《キャンペーン応募方法》
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このメルマガへの返信で私池田宛に、
「見える化希望」
とご返信頂ければ応募は完了です。
(その際には社名と氏名も合わせてご記載お願いします)
尚期限と条件を設けさせてください。
応募期間
2021年2月10日までのご返信、ご応募
社数
先着3社まで
条件
御見積り前に一度工場を見させて頂きます。
対象となる設備を見ないと、どのように設備からデータを
抽出できるのか、方法をご提案ができないからです。
その際に上海から発生する交通宿泊費のご負担お願い致します。
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ご応募お待ちしております。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 池田 竜貴
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
相談無料です。
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C
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ご連絡は中国からは400-604-1765フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは+86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00〜18:00までです。
担当:門脇 日本語、中国語両方OKです!!
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