こんにちは!
生産、物流現場カイゼン研究会中国支店の矢崎早人(やざき はやと)です!
2011年7月の定期カイゼン通信をお届けいたします。どうぞ宜しくお願い
致します。
(矢崎の詳細プロフィールは以下でご覧下さい。
http://china.a-solsh.com/staff_details04.html )
中国で大人気の日式「味千ラーメン」はすごいと思います。
なぜなら、中国における日本のラーメンのスタンダードは「豚骨ラーメン」で
あるを定着させたからです。
私もよく利用させていただきますが、実は日本ブランドを売りにしながらも、
メニューはいろいろですね。
トマトラーメン、チーズ焼肉ラーメン、トムヤムクンラーメンなど。。。
貴社は食べたことがありますか?
上海の徐家匯というところにあるメトロシティ(美羅城)の地下に、
日系の飲食店や小売店を集めた五番街というところがあります。
最近、こういうテナントミックスがあちこちで企画されているみたいですね。
メトロシティ(美羅城)は立地の良さもあって、だいたいどのお店もお客さ
んが溢れています。
その中で最も流行っているのが
「抹茶&日本茶カフェ(nana's green tea)」です。
日本で40店舗くらい展開しているカフェですが、中国は初めての進出の
ようです。
お店のコンセプトは「現代の茶室」。
それで連日長蛇の列です。さすがジャパンブランドだと思いますよね!?
でも良く見ると、ここも日本の店舗には無いメニューがあります。
北海道海鮮カレー:30元
豚骨ラーメン:25元
うなぎどんぶり:43元
抹茶と豚骨ラーメンって、ちょっとめずらしい組み合わせですね。
現地を良く調べ、お客様が求めるモノやサービスを提供するのが商売の基
本ですから、それで流行っているならば、それは一つの正解だと思います。
キーワードは、ほどよい土着と迎合。
日本の価値観だけで商売すると痛い目にあうことは、これまで多くの先人達
が教えてくれました。
それは十分わかっている!
でも重要なのは、どこまで土着と迎合すればよいか!?ですよね。
出張ベースで来ているうちは、ビジネスはうまく軌道に乗らない。。。
それは十分わかっている!
ではどこまで土着すればいいのか?
誰が何年暮らせばいいのか?
お客さんのニーズに合わせて商品とサービスを変えなければならない。。。
それは十分わかっている!
ではどこまで迎合すればいいのか?
とても難しい問題です。
この土着と迎合ですが、サービス業や小売業だけでなく、
製造業や物流業も他人事ではありません!!
まずは日系企業の生命線ともいうべき【品 質】。
ジャパンクオリティは中国でどこまで実現できるでしょうか?
土着と迎合をやりすぎてしまうと、
気が付いてみたら不良だらけで、その対応に追われている毎日です!!
なんてことになっていないですか?
2つ目は、土着と迎合の極みともいえる【ヒトの管理】。
次から次へとヒトが退職していってしまい、現場に行くたびに作業者の顔触
れが違う!なんてことになっていないでしょうか?
言わなくてもわかるだろう。。。はわかりません。
そんなの当たり前だろう。。。は当たり前ではありません。
本当に信じられない!!は相手も思っています。
3つ目は、その結果生じる【生産性の問題】。
中国の現場では日本以上に「しくみ化」が重要ですね!
作業標準と工数を明確にし、適切な生産指示のもとで、計画通りに生産して
いるかを管理しなければなりません。
日本で実現できていたすばらしいオペレーションは一体どうやっていたので
しょうか?
本当に、どこまで土着と迎合すればよいのか?
もう一度日本のモノづくりの基本に立ち返る必要があるかも!?
もし、貴社もそのお悩みをお持ちだとしたら。。。
ぜひ7月15日のセミナーにご参加ください!!
講師は、日本で好評の「ナットク現場改善シリーズ」
を執筆されている
石川君雄 工学博士に上海までお越し頂きます!!
石川君雄 工学博士とは、
経歴
○名古屋工業大学大学院工学研究科博士後期課程終了 博士(工学)
○(株)豊田自動織機にて工場建設、生産ライン構築、TPS(トヨタ生産方
式)TPM(全員参加の生産保全)など全社推進
○同社定年退職し、国際経営技術研究所を設立、
○工場管理(ものづくり)研究会会長
○生産管理学会理事
○設備管理学会理事
○東海学園大学大学院非常勤講師
○技術士(経営工学/総合技術監理)
○中小企業診断士
○労働安全コンサルタント
主な著書
○よくわかる「作業改善」の本
○よくわかる「段取改善」の本
○よくわかる「5なぜ」の本
○よくわかる「設備改善」の本
○現場発ものづくり革新「安全は競争力」
○日英中国で学ぶ工場監理
○実践現場の管理と改善講座「作業改善」
○原価低減のための「トヨタ生産方式のキーワード集」
○論文や特許など(生産技術関連)多数。
以下セミナー詳細になります!!!
~中国製造業の3大問題をこれで解決!!!~
「共感→納得→行動? 解決!!」できる
様々なカイゼン事例から学ぶ生産現場カイゼンセミナー
○セミナー日時と場所
2011年7月15日(金)午後1時~5時
上海市大木橋路108号
上海市中小企業総会 4Fセミナールーム
http://j.map.baidu.com/UfTgJ
○参加費用
300元
石川君雄工学博士執筆のナットク現場改善シリーズ:
よくわかる作業改善の本(日刊工業新聞社発行)をもれなく贈呈。
○申込み
以下URLよりお申し込みください!
http://www.a-solsh.com/seminer0715.php
なお、限定40名としております。セミナーはすべて日本語で行います。
40名とすることで、参加されるみなさんの問題をダイレクトに聞くことがで
き、その問題を工学博士ならではの解決策を提示する為に少数精鋭セミ
ナーとしております。
また、大変貴重なセミナーですので、ご参加は1社1名とさせていただきます。
多くの生産現場の方に参加していただきたいと思っておりますので、ご理解
願います。
貴社には既にお申込みいただいていたかもしれませんが、
繰り返しの告知だったらご容赦ください!!
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
矢崎早人
2011-6-29
==== このニュースレターの目的 ========
このニュースレターは、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思
い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会のHPはこちら!!
http://www.a-solsh.com
ご連絡は中国からは400-604-1765 フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは+86-21-6440-1765 86-21-6440-1765
受付時間は平日9:00~18:00までです。
担当:門脇 日本語、中国語両方OKです!!
e-mail:
kadowaki@a-solsh.com
カイゼンNews Letterのバックナンバーはこちら!!
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