「御社、今工場の"かどうりつ"ってどれくらいなんですか?」
日本人の総経理や工場長など、経営層が集まる会合に出た時のこと。
軽い会話の流れの中で、こんなことを聞かれた。
相手は日常会話くらい軽い感じで聞いてきたが、
私は頭をフル回転させた。
脳内
うちの工場のデータ、絶対正確じゃないんだよな…
どう答えたらいいものか…
稼働率?可動率?多分稼ぐ方の稼働率だと思うけど…
実績ベースでいけば、ざっくりこんなもんだった気がする…
そして、自信なさげに見えないようにこう答えた。
「○○%くらいですかね〜」
すると、向こうもそれに合わせて
「そうですか! うちは○○%なんですよね〜」
私自身の脳内では、あまりこの話をこれ以上続けたくなかった。
正確に把握していない情報で、
これ以上深く話すのも正直どうかとも思うし…
なんだか、ちょっと嘘を言ったり、盛った話をしているみたいで、
話していてあまり気持ち良くない。
何を隠そう、正直、
このデータを一番信用していないのは自分自身である。
日本では手書きで設備稼働状態などを記録、管理していたが、
情報を疑ったことなんてなかった。
100%とは言えないかもしれないが、それでも従業員が意図的に
虚偽の記録をつけているなんて、現場の人間が嘘を言うなんて、
疑うことなんて一度もなかった。
しかし、今いる中国では違う。
まず報告されたデータが本当かどうか、ここから疑う必要がある。
それだけでも余計な仕事が一つ増える。
しかも、疑うなんていう慣れてないことをするから、
正直言って精神的にも結構疲れる。
楽しい疲れ、ではなく変な疲れだ。
私は総経理という立場上、
他にも考えなければならないことが山のようにある。
こんな、データが本当かどうかで悩んでいるのなんて、
正直バカらしくてやってられない。
早くこの変な疲れを解消したい。
私は、この問題を解決する方法は一つしかないと思っている。
それは、
システムによる設備稼働状況の見える化
である。
これができれば一発で様々な問題が解決する。
そんな光が私には見えている。
しかも、日本の工場ではまだやられていない。
これはチャンスだ。
日本でやっていないこの設備稼働見える化を中国工場が
先に進めれば、一歩進んだ工場にできる。
日本からも評価してもらえるはずだ。
もうやるしかない。
だが、日本へのお伺いで一つの大きな問題にぶち当たる。
「それで、結局それのメリットってなんなの??」
脳内
えっ!? 私の話聞いてました?
今散々言ったじゃないですか
こういうことで困ってて、だからシステム導入したら今の問題が解決して…
いやいや、なんで分かってくれないの…
あなた達も中国に来たらいい、絶対同じこと考えるはずだから。
「困ってることとかは分かるけど、結局どうなの?
っていう部分がちょっと…」
「はぁ、わかりました。ちょっと再度まとめてみます。」
これで、結局なんだかんだお流れになってしまう。
熱量で押してる部分がなかったとは言えないが、
それでももうちょっとこっちの立場になって考えてよ…
「さて、どう説明したもんかな」
「メリットかー」
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「それで、結局システムで設備稼働を見える化した時の
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