フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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■日報
「たかだ日報、されど日報。いろいろ勉強になったよ」メーカーの副総経理であるAさんと商談が終わり雑談している中で日報についての話しになりました。
Aさんの会社では日報は報告・連絡・相談の重要な手段であると考え中国人従業員に毎日提出を求めていました。
■日報は書けて当たり前
「日報に何を書くかなんていちいち説明する必要はない。日報は日報だろ。そう思っていたよ」Aさんは振り返ります。ある日中国人従業員であるBさんに日報の提出を求めました。Bさんにとっては初めての日報です。Bさんが書いて来た内容は「今日はこんなことがあった、あんな事があった。楽しい事もあったし、つらいこともあった・・・」でした。
それを見たAさんは開口一番「何を書いているんだ!日報は感想じゃない!書き直し。全く何を考えているのか?日報の書き方も知らないのか!」と半ばあきれ顔でした。
Bさんはしぶしぶ書き直します。しばらくして再提出された日報は箇条書きで1日のスケジュールを事細に書いて来たものでした。それを見たAさんは「日報というものは・・・」とBさんに延々と説教をしました。
■Aさんの気づき
Aさんは振り返ります。「あの日報を見た時は頭に血がのぼってさんざん説教したよ。少しして冷静になってみて気づいたんだよ。本当は日報を書いて来た時によく書いたと誉めてやるべきだったとね」
■たかが日報されど日報
当初Aさんの頭の中には「日報は書けて当たり前。説明する必要はない。それぐらいわかるだろう」という気持ちがありました。しかし日報を初めて書くBさんは何をどう書いていいかわかりません。
Bさんに日報を書きなさいと言った時点でBさんに対する期待値は「日報を書いてくれればいいから」から「振り返りと分析を交えた内容の日報を書いてくれるだろう」に変わっていたのです。
部下は上司の思った通りに成長する訳ではありません。上司の期待値は自分の都合で勝手に変わってしまう事があるとAさんは延々と説教をしたあと冷静になって気づいたのです。
■その後の2人
Aさんと私の雑談は30分を超えていましたが続きが気になりその後についてAさんに聞いてみました。「延々と説教したその日は何も言わなかったけど、次の日に2人で話して1日の業務で思った事を何でもいいから書いて」と伝え、提出された日報をもとにひとつひとつ辛抱強く聞いたよ。日報の意味や何故書くのかを説教ではなく2人でじっくり話し合ったよ。
私はAさんの気づきをもとに上司の期待値と部下の成長について再度Aさんと雑談を続けました。
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