フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
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先日上海歴の長い友人と何気ない雑談をしていた時の会話です。
「最近調子いいですね。業績も順調でいい感じじゃないですか」
「業績は悪くないです。日々忙しいです。ただ実は最近ひとつ気になっていることがあって・・・」
「気になりますね何ですか?」
「実は日系企業の優位性がどんどん薄れてきているのです。薄々は感じていたのですが最近は民営や国営と競合することもあって・・・以前は有り得なかったのですが」
「そうなのですね・・・」
同じ外資系企業でも日系企業は欧米系企業とよく比較をされます。
欧米系企業は賃金が高く人事制度が確立されていて研修が充実している。と言われています。これはあくまで一般的な情報であり、実態は働く価値観によっても違ってきますが総じて内部外部からも上記のような評価です。他の外資系企業と比べても欧米系企業は人事を強化しているという意味では実態とイメージはそうかけ離れていません。
逆に欧米系企業のデメリットは何でしょう。賃金は高いがプレッシャーやストレスが強い。評価は明確だが全て数字で判断・だめと判断されれば解雇される。こんな所ではないかと思います。価値観の違いはあるにせよ欧米系企業で働いている中国人従業員はストレスやプレッシャーを強く感じながらも頑張れば報われる反面、ドライに切り捨てられるという感覚の中で日々奮闘しているように思います。
日系企業はどうでしょうか?日系企業の賃金は市場の中では高くはありません。私の感覚では人材マーケットの中では中の下ぐらいだと思います。欧米系企業と比べると職位があがっていくにつれ最終的には1.5倍〜2倍の差が開きます。中には10倍の差がつくと言う話もあります。人事制度がきっちりと確立されている企業は多くなく、研修はOJTが中心。人事制度は戦略から落とし込んだ制度にまで行き着いていない企業が多く存在しているのが現状と言えます。もちろん全ての日系企業という意味ではありません。
日系企業で働いている中国人従業員が考える日系企業の良い所は何でしょうか?いくつかある中で象徴的なのが・賃金は高くはないが安定している・福利厚生を含め法律を遵守する・風土や社風を含め雰囲気がいい。これは賃金が安い、現地化されていない、管理が厳しくて自由がない・・・と日系企業のデメリットとしてよく言われている事を違った側面から見た意見でもあります。
その友人はこう続けました。「日系企業は賃金がものすごく高くはないが福利厚生や安定性を含む社風など優位性を保てていた。しかし最近は民営企業や国営企業の賃金がどんどん上がっている。もともと民営や国営は福利厚生については日系よりも手厚い企業もあったので賃金が上がってくると日系は厳しい。欧米は厳しい反面もあるが相変わらず人気は高い。日本語が出来るということよりも将来性やキャリアを考えて日系以外に転職すると言うケースが出てくる可能性も大いにああり、日系企業の優位性は薄れて来ています」
私はうーんとうなずきながらいろいろな事を考えていました。
中国は今でもそうですが今後ますます競争の激しい世界になります。人材の獲得と言う意味では日系企業のライバルはもちろん日系だけではありません。同じ外資はもちろん民営でも国営でも全ての企業群が対象になってきます。
会社に合う優秀な人材を獲得した会社のみが今後の中国での競争を勝ち抜いていける。
そのためには人事を強化し、会社に合う優秀な人材を獲得するための施策を考えていかなければ日系企業に人が来なくなる日が来る・・・そんな事を友人の話しを聞きながら考えていました。
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