フリーランスとしてHRP（ヒューマンリソースパートナー）日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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赴任して間もない方々に勉強会や研修を行うことがあります。駐在員にとって一番大事な事は何か？グローバル人材とは？中国人と日本人のコミュニケーションの特徴の違い、日本人駐在員がぶつかるギャップと壁などさまざまな側面から中国における赴任におけるポイントを解説させていただきます。
プログラムの中では中国の歴史の話もします。近現代史は学校の授業で一部習いますが実際に中国の近現代史をどれだけ知っているかとなると流れを含め詳しく知っているという方はそれほど多くありません。
先日ある企業様の赴任予定者の方々に研修を行うことがあり担当者の方と課題図書の話になりました。課題図書を含め相手を知るということについてご紹介させていただきます。
?中国について興味関心があるかどうか
中国で仕事をする上において何よりも大事なのは中国や中国人社員に興味関心を持ち相手を知り、理解をするという事です。中国や中国人社員に興味関心があるかどうか？中国の歴史や中国人の特徴を知っておいて損はしません。逆に知ることによってより円滑なコミュニケーションを行うことが可能になります。
?課題図書リスト
研修が終了し担当者の方と懇談をしていた時に歴史の話になりました。日本と中国。日本と中国の近現代史。様々な話題が出てくる中で担当者の方が「課題図書リスト」を見せてくれました。そのリストには数十冊に及ぶリストが網羅されていました。私は担当者の方に「このリスト全部読まれたのですか？」と聞いてみました。担当者の方は「全てを読んでいるわけではありませんがこれまでの赴任者で帰国をされた方からヒアリングし中国を知るという意味で役立つ書籍はないかということで集めたリストです」と答えられました。その中には私もまだ読んでない書籍がたくさんありました。
?書籍を通じて中国を知る
メールマガジンの読者の方々も中国にまつわるたくさんの書籍を読まれていると思います。その中にはビジネス書はもちろん小説やマニュアル本もあるかと思います。思考や要望によって変わってくるとは思いますが大事なのは中国に興味関心があるかどうか？まずは相手を知らなければ対応対処ができません。
?お薦めしている3冊
私自身もまだまだ勉強中で読んでない書籍がたくさんありますが研修中に中国人側から見た中国の近現代史をご紹介するときに必ずお薦めしている3冊があります。それは「山崎豊子著 大地の子」「ユン・チアン著 ワイルドスワン」「明石散人著 大老猫の外交術」の3冊です。それぞれ趣がありかつ内容の深い3冊です。「大地の子」「ワイルドスワン」はベストセラーです。2冊を通じて中国の歴史の中でも複雑な当時の社会的背景を理解することができます。また「大老猫の外交術」は香港返還にまつわる交渉を扱った小説形式の書籍です。当時の状況や背景交渉の様子などがつぶさに見て取れます。もちろん上記3冊以外にも中国に関係するたくさんの書籍が出版されており皆様の方がよくご存知であるかもしれません。
皆様は中国に関係する書籍をどれだけ読まれているでしょうか？
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