こんにちは!
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店の矢崎早人(やざき はやと)です!
2012年12月の定期カイゼン通信をお届けいたします。どうぞ宜しくお願い致します。
(矢崎の詳細プロフィールは以下でご覧下さい。
http://china.a-solsh.com/staff_details04.html)
寒くなりましたね。私は風邪をひいてしまい一週間ほど仕事がまともにできませんでした。
皆さんもお身体には十分にご注意ください。
さて、先日、ちょうど一年間カイゼン指導を行ってきたお客さまの成果発表会がありました。
製品は自動車のクラッチ部品です。以前の定期カイゼン通信でもご紹介したことがあるので、
ご記憶されているかもしれませんね。
従業員1000人の工場ですが、今回のカイゼンは組立工程(約200人)が対象でした。
クラッチ部品については、トヨタと日産以外のほとんどのメーカーと取引をしていて、
多品種大量のクラッチを24時間フル稼働で生産しています。
一年間のカイゼン活動は、以下の手順で進めました。
1.工程改善
2.ライン改善
3.全体レイアウト改善
4.部品供給等の物流改善
5.人材育成
組立ラインは全部で8ラインあり、まずはモデルラインとして一つのラインをカイゼンし、
その経験をもとに横展開をしていきました。8ラインの改善の目途が立ったころには、
全体のモノの流れを効率化するために全体レイアウト改善に取り組み、床や壁も
塗り替えて見違えるような現場に生まれ変わりました。
こちらの副総経理は、この一年間の改善成果についてかなりご満足のご様子でして、
生産、物流現場カイゼン研究会の案内なら、少しだけ外部の方にも現場を見せてもいい
と言っていただいています。
私たちも、わずか一年でここまで成果を出せる事例は少ないですし、見た目でも
わかりやすい成果が出ましたので、ぜひお言葉に甘えて限定10名様に
改善成果の見学会を開催することに致しました!
この改善成果を見学する際のポイントは以下の3点になります。
(1)一個流しラインの実際例が見られる
トヨタ生産方式導入の際の最初の壁は一個流しラインをどのように実現するかだと思います。
これまで一人ひとりがロット単位で生産(ダンゴ生産)していたものを一個ずつライン
に流していく生産に変えました。
理屈ではわかっていたけど、実際はこんな感じなんだ!というのがよく理解できると思います。
一個流しラインは、人と物と設備が最も効率良くなるような組合せを考え、良品をより早く安全に、
ムダの無い作業が出来るようにするやり方です。
それには「タクトタイム」「作業順序」「標準手持ち」の3要素を決め、それに基づいて
行う標準作業が必要になります。
(2)工程で品質を造り込む実践例が見られる
クラッチ部品の組立工程は全部で9工程あるのですが、今回のカイゼンで1工程に
一人ずつ配置していた人員を二人削減しました。特に、最後の外観検査の要員を
削減するときには大きな抵抗がありましたが、各工程が自分の作業を保証して、
不良品を後工程に流さないようにするという強い意志で進めました。
それには、品質標準の整備とトレーニング、作業者への報奨金など、いろいろな方法を
組み合わせることになりましたが、結果として省人化できた上に、工程内発生不良も
大幅に減らすことができました。
(3)カンバンによる部品供給の実践例が見られる
必要なモノを必要な量だけ適切なタイミングで供給することがジャストインタイムですが、
カンバンというカードを使った部品供給の仕組みを構築しました。
カンバン管理は難しいイメージがあるかもしれませんが、具体的な実践例を見れば、
実感を持って理解できると思います。
以上の観点から皆さんがぜひ見てみたいとお考えでしたら、
下記に必要事項を記入して、このメールにご返信ください。
貴社名: ________________
業種(製品種類): ______________
貴社住所: ________________
ご担当者名: ________________
メールアドレス: ________________
電話番号: ________________
カイゼンしたい点: ________________
あまり大勢で何回も押し掛けるとお客さまにご迷惑をかけてしまうので、今回は10名限定
の1回だけとさせていただきます。場所は上海郊外になりますので、それもご考慮くださいね。
現場見学は1時間程度、その後当研究会の会議室で詳しい解説も行う予定です。
皆さんからのご連絡お待ちしております!
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
矢崎早人
2012-11-29
==== このニュースレターの目的 ========
このニュースレターは、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思
い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会のHPはこちら!!
http://www.a-solsh.com
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