フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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コロナ禍もあり新しく赴任される駐在員、帰任される駐在員の方がいらっしゃいます。4月が多いのですが6月でと言う方々も多くなっています。駐在される方の数は依然と比べ減ってはいますが、新任の赴任者の方と話すと「まだ赴任したばかりなので」「まずは中国語です」と様々な思いを持って赴任されます。
欧米系企業では赴任時に本国で「赴任期間は○年」と書面で締結することが多く日本企業では書面では締結せず3年が多いようです。
個人的な考えではありますが、3年と仮定し場合のそれぞれの過ごし方に対する考え方をご紹介したいと思います。
<1年目:適応の年>
1年目は無我夢中。役職に関係なく、生活を含めまずは中国に慣れなければなりません。異国での生活や仕事は当初見えないストレスとの闘いです。日本では普通のことが中国では普通ではありません。仕事を行う上で最大のストレスは価値観や仕事観の違い。納得出来ず理解出来ない事柄に日々ぶつかります。日本では当たり前であった人間関係もあうんの呼吸も通じません。ビジネス慣習や価値観を含めた感覚を肌で感じるのが1年目です。1年目は業務をこなしながら慣れて終了します。「日本では」とあせって日本のやり方を押し通したくなりますが我慢です
。「日本では」が口癖になると思わぬ反発を受け、思い通りに行かないストレスにつぶされてしまいます。「力を見せなければならない」と決してあせらない事です。
<2年目:信頼獲得の年>
2年目は中国語を駆使し中国社会及び中国人の懐に飛び込んで行かなければなりません。中国で働く意味や自分が与えられた役割。中国人社員とコミュニケーションを取るというのはどういうことなのか?どうすれば動いてくれるのか?と日常の業務を動かしながら絶えず試行錯誤を重ね「仲間」だと思われるようになることです。もちろん上司部下のけじめはきっちりつけるのが前提です。仲間と思われるためには総経理であれば「この人のために頑張ろう」。管理職や一般社員であれば「この人といれば成長できる」と思われることです。仲良くなるだけが仲間になることではありません。
机上の空論をただ論理的に言い続けると「国情がわかってない人」となります。日本を向いて仕事をしていれば「権限がない人」となります。悶々と考え込んでいれば「意見のない人」となります。怒鳴り散らしいらいらしていれば「不機嫌な人」で終わります。「中国語は発音が...」「時間がなくて...」は通用しません。自分の意見を伝えられなければコミュニケーションと言う意味で中国人社員と交流が出来ません。
<3年目:勝負の年>
3年目が勝負です。慣れて懐に入る事で中国を理解し中国人社員との間で信頼を醸成し全人格をかけて成果を出し、力を発揮できる状態になるのです。矛盾や対立はなくなりませんが本質を理解した上で譲るべきは譲り伝えるべきは伝えるだけです。中国語で話し、道理をもって臨めば建設的な口論や議論は日常として過ぎ去ります。信頼残高があれば多少の衝突は突破できます。同じなのは肌の色だけ価値観や考え方の異なる異国中国で成果を出すのは簡単ではありません。
■最後に
口で言うのは簡単ですが、中国語をマスターすることも、懐に入ることも、信頼を得る事もとても難しい事です。現地の中国人社員にとって駐在員はお客様になってはいけません。あせらずじっくり腰を落ち着ける事によって3年目に成果を出せるようになるのです。
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