おはようございます。
カイゼン研究会(a-Sol上海) 宇賀です。
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臆病な性格なので
かなり前もって行動する
ことが癖になっています。
国際便の場合は
3時間前には空港に着くように
家を出ています。
いつもは
オンラインチェックインを
事前にしておくのですが
今回はなぜかできず
いつものように3時間前に空港につきました。
事前にチェックインしていても3時間前には着くのですが。
預ける荷物もないため
チケット発行機でチェックインを済まそうとすると
そこでもなぜかできず
カウンターに並ぶように指示されます。
カウンターは人だかりができており
大きな荷物をいくつも抱えた人ばかり。
これに並ぶのかぁ、、
と思いながらも
言われたとおりに並んでいきます。
すごい人の量で
Bカウンターだったのですが、
Eの方まで列が伸びていました。
まぁ、さすがに時間もあるので
本でも読みながらならんでいましたが
一向に進みません。
本も読み終わってしまい
気付くと出発までもうあと1時間ちょっととなっています。
やっとBカウンターまで進んだのですが
どうやら100人以上の子供が
パスポートと荷物を持ち
自分でチェックイン手続きをしているため
普段よりかなり時間がかかっていたようです。
係員もかなり慌てており
遅れそうな方が声を荒げて
優先で手続してもらう、
というようなことがカウンター付近では起こっていました。
ちょうど私があと3列のところまで来た時には
出発まであと60分となっており
これはちょっと頼んで、優先手続きをしてもらうかぁ
と係員に話しかけました。
出発時間が迫っていることもあり
すんなり優先レーンに通され
チケット発行まで完了した時には
出発まであと45分。
チケット発行機が使えなかったり
チェックイン手続きがスムーズに進まなかったり
何より3時間も前から並んでいるので
まったく自分は悪くない
むしろ優先されるのは当然の権利だ
と心の中で思い
実際に
そこの係員も申し訳なさそうに
優先対応をしてくれました。
次の出国審査は
外国人レーンということもあり
かなり空いており、
通常通りに並んで審査を受けました。
この時点であと40分。
ここまで来たらもう乗り逃すことはない。
あー間に合った。。
とホッとしたのもつかの間
次の手荷物検査で
また人だかりができています。
見たところ
10分ほどかかりそうでしたが
まあ間に合うかということで
そのまま並んでいましたが
全然進みません。
子供が荷物検査で何度も引っかかり
列が進まないということが起きていました。
もうあと30分しかないので
声を上げて優先に通してもらおうと
ここでも係員に説明したのですが
先ほどのようにはいきません。
チェックインカウンターの人とは違い
時間が切羽詰まっている背景も
誰も知らないし
もっと前もって来ればいいじゃないか。
自分が遅れたせいで人を抜かすのか!
と言われます。
チケットの出発時間を見せて
さすがにこれに並んでいたら
フライトを乗り逃すということを言ったら、
「優先で行ってよい。
ただし、今並んでいる人達に
許可を自分でもらってからです。
みんなが納得しないと、優先では検査しません。」
と言われてしまい
驚きで、おろおろする反面
たしかに、
前もって時間に余裕をもって並んでいたのに
時間ギリギリに来た奴に
列を抜かされるのは腹が立つよな
と冷静になり
並んでいる各国の方に謝りながら、
ときには、
「なんでだ?もっと早く来ればよいじゃないか。」
と厳しい言葉も浴びながら
最終的には
10人ほどがオーケーを出してくれ
荷物検査にやっとこぎつけました。
この時点で既に20分前で
走りながらゲートに向かい
遅いことを怒られながらも
なんとか出発に間に合うことができましたが
頭の中では
もっと早く並んでいればという後悔と
ぬかした人たちへの申し訳なさが
残っており、勝手に反省が始まっています。
チェックインカウンターの時点では
自分は悪くないと自信満々でしたが
周りに謝ったり、迷惑をかけていると実感するうちに
最初の自信は崩れ
自分はなんて悪いことをしてしまったんだ。
どうするべきだったんだ。
と完全に考えや気持ちが変わっていることに
飛行機の座席で気がつきました。
この感じが
何かに似ているなと思いましたが
ふと
昔読んだ小説で
カフカの「審判」を思い出しました。
当時は読んでももまったく
共感できなかったのですが
なんとなく気持ちがわかった気がします。
小説は
主人公のKが朝起きると
理由もわからず逮捕されるという場面から始まります。
当初は
罪状も伝えてこないし
被告として裁判を受けないといけないと
言われたものの
その後は特に普段の生活と変わらず
自由に過ごすことができるため
罪もわからないのに、裁判なんて
いたずらか何かだろと思って
特に無関心でした。
しかし、
周りの家族、知人
新たに出会う人たちは
みな裁判のこと、また
その重要性を知っており
裁判にあたってどうすればよい
という対策をみんながKに
次々に教えてくれます。
そんな話を聞いているうちに
Kは徐々に裁判のための準備や対策を
取るようになっていきますが
そもそも
自分の罪もわからないのに
罪を犯したことは既成事実のように
心の中で変化していきます。
いろんな行動・対策をとっても
結局報われず、最後には処刑されてしまうのですが
何の罪を犯したのか?
そもそも秘密裁判所とは何なのか?
そんなことも分からず
K自身も罪が分からないまま
人から聞く対策に没頭していきます。
これを読んだ時に
自分の罪もわからないのに
なんで裁判の準備を進めるんだ?
なんで自分自身で罪を認めるような
気持ちに無意識で変わっているんだ?
とまったく共感できなかったのですが
最初は自分は悪くないでしょと思っていても
人に言われたり、罪がある前提の行動をしていると
それを無意識に心の中で認める状態が
生まれるのだなと
慌てて乗った飛行機の中で
妙にこの小説に納得してしまいした。
(自分が悪いだけなのですが笑)
