おはようございます。
カイゼン研究会(a-Sol上海) です。
海外駐在ニュースでは
ちょっと気になる中国・東南アジアの時事ニュースをお届けします。
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)
7月初旬に
広西省で過去最高雨量を更新し
洪水が発生したことが大ニュースになりました。
39人がなくなり
約19万人が避難する大きな災害となっています。
原因は台風10号の
長時間停滞による豪雨と
それによる
ダムの決壊により
農村や町に大量の水が流れ込んだことです。
水位が2階~3階くらいの高さにまで
達した地域もあり
水道、電気も停止し
国から支援部隊が派遣されています。
漢方などに使われる
蛇の養殖が盛んな地域であり
洪水で900匹の蛇が養殖場から
流出するという
二次被害も大ニュースになりました。
猛毒を持つコブラも含まれており
実際に、
浸水した自宅の片付け中に
住民がかまれる被害などが出ており
そのニュースに
尾ひれがついて広がってしまい
毒蛇の被害者続出で
解毒のための血清が不足している
といううわさまで流れ
政府が正式に否定し
血清の在庫状況まで開示して
説明するという混乱も起こりました。。。
そんな
洪水被害が起こっているので
中国の排水システム
の見直しがより速くなる可能性があります。
中国の都市部や街は
急速に発展したため
排水インフラが追い付いておらず
豪雨が起こると
道路の排水能力をすぐに超えてしまい
水浸しになるというのが
以前から問題視されています。
これは
日本の都市部でも
よく起こる問題なのですが
原因がかなり違っており
日本の場合は
最近の雨量が
建設当初想定した以上の規模になることが増え
処理しきれない頻度が増えてきた
という状況です。
一方、中国では
浄水場などの処理能力は
発展と共に急ピッチで増やしてきたので
汚水自体の処理能力はあります。
しかし、
この汚水を処理場まで流す
管のネットワークが整っておらず
雨水管と、汚水管の
誤接続や
もともとあった水路や
農業水路が
知らない間に
土地開発でなくなってしまい
雨水を逃がす水路が不足したりしています。
(管のネットワークがつながり切っていないという問題)
都市の範囲が広がるにつれて
水管を
継ぎ足し、継ぎ足しで
それぞれの行政区、建設会社など
運営主体が別々で
地下管ネットワークを作ってきたり
私有地に関しては
その管理者に任されたりしてきたので
全体像がわかりにくいというのがあります。
本来は
汚水と雨水を分ける
「分流式」を採用しているはずなのですが
この運営主体がバラバラ
全体像が把握できないということから
管を増設していく時に
雨水管を汚水管に
誤って接続したり、
逆の接続があったり
ということが至る所で起こっているが
全容が見えないまま進んでいるというような状況です。
これは
国としても重視している問題で
北京では
処理場と管路のネットワークを
までまとめて管理する組織が作られ
問題の解決が図られていますが
降水量が増えていく中で
このスピードアップが必要になってきます。
ちなみに
以前NHKの
珍しい建築を見よう
という主旨の番組で放送していたのですが
東京では、
豪雨や水害の一時的な逃げ先として
地下貯蔵地と巨大なトンネル網
大規模な排水ポンプが設置されていたりします。
映像では
地下にパルテノン神殿のような
柱が何十本も建てられた
巨大な貯水池があり
大きな排水ポンプを動かすエンジンは
飛行機のエンジンを
改造したものだと説明していました。
流れてくる雨水を江戸川に流す
巨大な地下空間があるようです。
おそらく他の中小河川で
洪水が起こっても
一度地下で貯め
まだ能力的に空いている
江戸川にポンプで流す仕組みなのですが
(自然には流さない)
江戸川が大きいだけでなく
水位のピークが他の河川と違うなど
河川同士の関係でも
かなり条件が整っているから
できることなんだろうと思います。
だから同じように
中国の都市部でも
巨大地下水路を作ろうというよりは
各地域の
雨水、汚水の流れ道を整えることから
一歩ずつ進めるしかないようです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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